不動産の固定資産税

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土地や家などの建物を購入した時、又は贈与などで譲り受けて所有者となった時、かかる不動産には固定資産税という税金が課税されます。この固定資産税とは、各市町村によって課せられる地方税です。課税対象はその所有をした年の1月1日からの期間算定となります。よって1月に所有開始しても12月に所有開始しても、翌年に通知される税金は一緒です。そして、実際に購入にかかった金額などが算定基準となるわけでなく、市町村の固定資産算定担当が実際に不動産を見聞し、条件によって算定を行った額が固定資産税評価額となります。

土地については評価見直しが3年ごとに行われ、この土地評価額の変動によって課税額が変わりますが、建物については築年数が経過すればその分資産価値としては下がっていくことになります。よって、築年数が経過するごとに不動産の消耗分とみなされる分は償却されていき、課税される税金も下がっていきます。建物そのものの構造によって償却具合は異なりますので、一般に木造建築の償却ははやく、鉄筋造、コンクリート造などの強固な建物は償却が遅くなります。同じ時期に建てた家でも、各建物によって税額が異なるのは、その一つ一つについて様々な条件から基準額を算定されているうえに課税率を乗じているからなのです。

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